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日本IBM、最新アーキテクチャに対応したブレードサーバー「Flex System X6」

 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は22日、8ソケットまで拡張可能なx86ブレードサーバー「IBM Flex System X6」を発表した。最新アーキテクチャと最新プロセッサを利用しており、ERPなどの基幹アプリケーションを稼働させながら、そのデータを生かした分析、インメモリデータベースによる高速処理などを同一システム内で実現するという。価格は160万円(税別)からで、出荷は6月13日より順次開始する予定。

 「IBM Flex System X6」は、IBMの最新サーバー技術「X6アーキテクチャー」と最新CPUを搭載するブレードサーバー。最大8ソケットの「IBM Flex System x880 X6」、最大4ソケットの「IBM Flex System x480 X6」、2ソケットの「IBM Flex System x280 X6」といった3種類のコンピュートノードが用意されており、コンピュートノードを追加していくことで段階的にスケールアップを行えるFlexNode機能に対応している。

 さらに、FlexNodeパーティション機能により、システムを物理的に変えることなく、4ソケットあるいは2ソケット構成の独立したシステムへと再構成することもできる。

 また、性能が4倍に向上したほか、事前障害予知機能とポリシーに基づく自動回復機能によってシステムの自己回復力も向上しており、運用管理のコストと複雑さを低減するとのこと。

 今回は同時に、コンパクトなタワー型サーバー「IBM System x3100 M5」も発表された。最新のXeon E3-1200 v3シリーズを採用しており、優れた処理能力を備えるほか、ダウンタイムを最小化する冗長HDDや冗長電源ユニット対応モデルもラインアップされる。出荷は6月18日に開始される予定で、価格は9万2000円(税別)から。

石井 一志