ニュース

ポッカサッポロ、Infoblox製品で約1500のIPアドレスを一元管理

 ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社(以下、ポッカサッポロ)が、IPアドレス管理にInfobloxのDDI(DNS/DHCP/IPアドレス)管理製品を採用した。約1500のIPアドレスを一元管理している。

 ポッカサッポロは、ポッカコーポレーションとサッポロ飲料が2013年1月に合併して設立された食品・飲料メーカー。

 従来はDHCPの管理をWindows Server標準機能で行っていた同社だが、非Windows OSプラットフォームへのIP払い出しで問題が発生する場合があった。また、技術的な知識のある社員でしか運用管理できず、管理者の人員不足や引き継ぎへの不安、セキュリティ、DR対策の面で懸念を抱いていたという。

 そこでInfobloxのDDIアプライアンスを導入。DHCP管理を統一することで、あらゆる端末への確実なIP払い出しを可能とし、Web GUIによって誰でも簡単に運用管理できる環境を整えた。

 管理しているIPアドレスは約1500。DR対策のために、名古屋本社と関東地区2カ所の計3拠点にてDDIアプライアンスを導入し、これら3拠点を「Infoblox Gridアーキテクチャ」で構成することで、主拠点にパッチなどメンテナンスを適用すれば各拠点すべてのDDIアプライアンスを自動的にアップデートできるようにした。ネットワーク管理者が不在の拠点もあることから、管理工数の削減に成功しているという。

 IPアドレスの割り当て、分類、整理、追跡を行うIPAM機能を利用して、拠点でのIPアドレス利用状況を可視化し、ネットワーク上の無許可デバイスも容易に把握できるようにしたことで、ネットワークセキュリティにも貢献。

 ポッカサッポロは今後、DHCPだけでなくDNSについても、InfobloxのDDIアプライアンスで運用することを検討中としている。

ポッカサッポロにおけるInfoblox Gridアーキテクチャ構成イメージ図

川島 弘之