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レオパレス21が法人向け賃貸契約を電子化、業務効率を向上

 新日鉄住金ソリューションズ株式会社(NSSOL)は9日、株式会社レオパレス21が電子契約サービス「CONTRACTHUB@absonne」を採用したと発表した。レオパレス21は2015年1月から法人向け賃貸物件の契約業務を電子化している。不動産業界での契約業務の本格的な電子化は初という。

 電子帳簿保存法や電子署名法などの法整備により、紙でのやり取りが義務付けられていた契約文書を電子化することが可能となった。NSSOLは早くから自社の契約業務の電子化を進めており、このノウハウを基に2013年12月からCONTRACTHUB@absonneの一般提供を開始している。

 注文書・見積書・納品書・請求書などのあらゆる取引書類を、電子署名・タイムスタンプを付与したPDFに置き換えて電子化できる。業務の効率化、コンプライアンスの強化、印紙税や切手代の節約がメリットで、NSSOLのマネージド・クラウドサービス「absonne」でSaaSとして提供される。

 レオパレス21は、社宅などの法人向け賃貸契約を対象に、2015年1月からCONTRACTHUB@absonneを利用。見積・新規契約・駐車場などのオプション契約・請求書などの契約業務をすべて電子化することで、契約業務のスピードアップとペーパーレス化による業務効率を実現しており、今後、レオパレス21の法人顧客へ広く浸透させていく予定としている。

川島 弘之