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NEC、統合型システム「Cloud Platform Suite」にSDNスイッチ搭載モデル
中小規模向けのスモールスタート版も追加
(2014/4/11 13:14)
NECは11日、統合型システム「NEC Solution Platforms」において仮想化・クラウドサービス基盤の新製品「Cloud Platform Suite(以下、CPS)R4」を発売した。
CPSは、事前に設計・構築・検証済みの製品(サーバー・ストレージ・OS・仮想化ソフト)と、説明書や運用ガイドラインなどのドキュメントをまとめて提供し、短期導入・増設が容易な仮想化基盤の構築セット製品。従来の「エンタープライズパッケージ」「スタンダードパッケージ」に加え、中小規模の仮想化基盤向けに仮想サーバー1台から始められる「ベーシックパッケージ」をラインアップに追加。併せて「SDN対応セット」や「追加構築セット」も提供する。
ベーシックパッケージでは、仮想サーバーとしてラックマウントサーバー1台を用意する。最大64台のサーバー拡張が可能なエンタープライズパッケージから中小規模の仮想化環境まで、ユーザーのシステム規模や要件に応じて選べるラインアップとした。ベーシックパッケージは、開発環境やアプリケーション検証環境を最小・最短で構築したい、業務アプリケーション基盤としてスモールスタートで導入し、その後、複数年で基盤に乗せる業務アプリケーションの範囲を広げたいといった用途に最適という。
併せて、SDNスイッチを搭載した「SDN対応セット」を全モデルに用意する。このスイッチをNECのSDNコントローラと組み合わせることで、ネットワークの可視化・仮想化・シンプル化を実現し、ネットワーク運用コストの削減が図られる。
「追加構築セット」は、専任の構築・運用担当者がいない中堅企業向けに「ベーシックパッケージ 追加構築セット」として提供する。これは初期構築内容に加え、ユーザーへのヒアリング内容とNECが基盤構築で蓄積したノウハウに基づき、ネットワーク、ストレージ領域、仮想サーバーバックアップシナリオなどの設定を追加で行う構築サービスと、仮想化基盤の日常監視手順、仮想サーバー運用操作手順、バックアップ・リストア手順などを記述した運用手順マニュアルをセットにしたもの。
製品名 | 希望小売価格(税別) | 出荷開始日 |
---|---|---|
ベーシックパッケージ R4 | 890万円~ | 5月下旬 |
スタンダードパッケージ R4 | 2900万円~ | |
エンタープライズパッケージ R4 | 3900万円~ | |
ベーシックパッケージ R4 SDN対応セット | 1090万円~ | |
スタンダードパッケージ R4 SDN対応セット | 3100万円~ | |
エンタープライズパッケージ R4 SDN対応セット | 4100万円~ | |
ベーシックパッケージ R4 追加構築セット | 1090万円~ |