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NEC、SDN対応の統合型システム「Cloud Platform Suite」~Hyper-Vモデルも

Cloud Platform Suite

 日本電気株式会社(NEC)は28日、短期間で手軽に導入でき、増設・拡張も容易な仮想化基盤構築の垂直統合型製品「Cloud Platform Suite」において、新モデル「同 R4.1」を発表した。同日より販売開始する。

 「Cloud Platform Suite」は、サーバー、ストレージなどのハードウェアとOS、仮想化ハイパーバイザーなどのソフトウェアを組み合わせ、事前に設計・構築・検証した上で、説明書や運用ガイドラインなどのドキュメントをあわせて提供する、仮想化・クラウドサービス基盤ソリューションである。

 今回の新モデルでは、新たにSDNコントローラを搭載することで、「Cloud Platform Suite」内のネットワークをSDN化し、従来のITリソースの管理に加え、ネットワークリソースも統合的に管理できるようにした。管理画面により論理・物理のネットワーク構成を見える化し、ネットワークを一元的に把握可能なほか、ドラッグ&ドロップなどの直感的な操作で、ネットワークの設定・変更を行えるという。

 また、サーバーは「Express5800シリーズ」、ストレージは「iStorage M310シリーズ」、ソフトウェアは「VMware vSphere 5.5」や「NetBackup 7.6」などの最新製品を採用。仮想化ハイパーバイザーは、従来のVMwareに加え、Windows Server 2012 R2 Hyper-Vにも対応した。

 価格は、ベーシックパッケージ R4.1のVMwareモデルが890万円(税別)から、Hyper-Vモデルが840万円(税別)から。SDN対応セットは、それぞれ1090万円(税別)から、1040万円(税別)から。なお今回は、Hyper-Vに対応した中堅企業向けの追加構築セットも提供開始した。こちらは1040万円(税別)からとなる。

石井 一志