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TIS、PoC施設にオラクルの最新エンジニアド・システムを導入

 TIS株式会社は7日、ITシステムのPoC(概念実証)を行う「TIS Enterprise Architecture Laboratory」(以下、EAラボ)に、インメモリ分析向けに、日本オラクルのエンジニアド・システムを導入したと発表した。

 「EAラボ」は、アプリケーションからミドルウェア、ハードウェアまでのITシステム一式をTISが用意し、PoCサービスを顧客へ提供するための施設。従来も各種エンジニアド・システムを導入してきたが、今回は最新機種である、データベースマシン「Oracle Exadata Database Machine X4」、高速分析専用マシン「Oracle Exalytics In-Memory Machine T5-8」、統合型ミドルウェアマシン「Oracle Exalogic Elastic Cloud X4-2」を新たに採用した。

 これにより、インメモリ技術を活用した検証や業務アプリケーションのクラウド検証にも対応。インメモリアーキテクチャを最大限に活用した、大量データの高速処理・分析を可能とする検証環境を充実させることで、各企業において、ビッグデータの価値を最大限に引き出すIT戦略の立案を支援し、顧客企業の経営課題の解決やビジネスの成長につなげていくとしている。

 またTISでは、基幹業務システムやビックデータ分析をインメモリ上で稼働させる検証環境の提供など、企業のビジネスデータ活用や業種特有のニーズにマッチしたPoCメニューを拡充する考えだ。

石井 一志