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Lenovo、顧客の声の分析に「SAS Analytics」を活用

 SAS Institute Japan株式会社は2日、Lenovoが顧客の声の収集・分析にAmazon Web Services(AWS)上で稼働する「SAS Analytics」を活用していると発表した。

 Lenovoは、企業内にある構造化データ、ソーシャルメディア、製品レビュー、顧客フォーラム、コールセンター記録、オンラインチャットなど、さまざまな情報をマイニング・分類・モデル化することで、問題の早急な検知と顧客満足度の向上、ブランド力の強化を図っている。

 活用しているのは、「SAS Visual Analytics」「SAS Enterprise Miner」「SAS Text Analytics」「SAS Sentiment Analytics」など。これらの製品を、分析のためのコストや時間、リスクを軽減するため、AWS上に展開。柔軟なアナリティクス環境を整え、世界中のLenovoの全組織で活用しているという。

 Lenovo、Executive Director 兼 Chief Corporate Analytic Officeのアンソニー・ヴォルピー氏は、「クラウド上でSASのソフトウェアがすぐに活用できるため、最適な意思決定をタイムリーにビジネスプロセスに統合できるようになり、ビジネスオペレーションの俊敏性が大いに高められた。分析の成果が迅速に得られるため、リスクに立ち向かうことに寛容になっており、社内ではより革新的に、よりクリエイティブなことを試していこうという士気が高まっている」と述べている。

川島 弘之