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ファンケル、SASのキャンペーン管理製品をクラウド基盤上へ導入

 SAS Institute Japan株式会社(SAS)は18日、株式会社ファンケルが、キャンペーン管理アプリケーション「SAS Marketing Automation」を採用したと発表した。Amazon Web Services(AWS)のクラウドプラットフォーム上へ、2013年11月に導入している。

 インターネットチャネルを通じて販売を行っているファンケルのネット営業部門では、販売データ、Web上の行動データ、キャンペーンデータなどが分散し、相互に連携させるためには手作業が必要となるため、業務効率が上がらないという問題を抱えていた。また、従来の分析ツールを使った顧客分析・商品分析では統合的な顧客分析を行えず、販売プロモーションや顧客満足度の向上において、その効果が限定的になってしまっていた点も課題だったという。

 同社では、こうした状況を改善するためにSAS Marketing Automationを導入。利用顧客の傾向を分析し、最適な顧客に最適な商品を提供することにより、売り上げの最大化および顧客ロイヤリティの向上を図る考えだ。

 具体的な効果としては、余分なシステム連携作業を行わなくてよいことから、作業工数の最小化が図れるほか、顧客の好みに応じた情報の提供、休眠パターン発見による効果的な継続的コミュニケーション、マーケティングキャンペーンの自動化といった効果も見込んでいる。

石井 一志