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明治グループ20社のWebを統一、セキュリティとブランド向上へ

IBMクラウドで構築・運用

 日本IBMは27日、株式会社明治グループの外向けWebサイトを統合したシステムを構築したと発表した。明治は、国内グループ20社が独自に制作・管理していたWebサイトのシステムを統合し、コンテンツ更新や管理体制を統一する。

 日本IBMと明治における戦略的アウトソーシング契約によるもので、2014年3月から本格稼働を開始し、2019年3月までの運用を日本IBMが支援する。

 システム基盤として、サービス管理やセキュリティ機能を備えるIBMのクラウドサービスを採用し、Webサイトの拡充やアクセス数の増加に応じてリソースを増減するなど柔軟な対応が可能となる。また、24時間365日、セキュリティ専門技術者が監視・分析・運用を行うグローバル規模の高度なセキュリティサービスを利用し、Webサイトへの攻撃や閲覧者へのウイルス感染などを防ぐ。

 明治は、長期経営指針「明治グループ2020ビジョン」と中期経営計画「TAKE OFF 14」に基づき、「meiji」ブランドの価値向上とグローバルな「食と健康」の企業グループとしての成長・発展に取り組んでいる。Webサイトの統合もこの一環で、コンテンツの共通化などにより、企業ブランドイメージの向上などを図っていく。

川島 弘之