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タイのセブンイレブン約7500店舗に、NECの新型POSを一斉配備
(2014/3/3 12:33)
NECは3日、現地法人のNECタイを通じて、タイでセブンイレブンを運営するCP ALL Plc.から、次世代店舗システム機器として最新の省スペース一体型POS端末を受注したと発表した。
CP Allは現在、タイで約7500店のセブンイレブンを運営しており、2018年までに店舗数を1万店に拡大する計画。POS端末は1店舗に2~3台程度設置されており、NECは2020年まで同社にPOS端末を継続提供する。
なお、NECは同社に2006年から累計約2万台ものPOS端末を提供。長期間にわたり、同社の事業拡大に貢献している。今回、POS端末が更新時期を迎えるとともに、積極的な出店計画に対応するため、最新の省スペース一体型POS端末を提供する。
新型では、従来端末より設置面積を約60%削減し、大幅に省スペース化。本体、12型2画面ディスプレイ、回転キーボード、プリンタなどを一体化した構造で、見やすさと操作性を実現したという。
また、画面のバックライトにLEDを採用して長寿命化を図ることで交換コストを削減している。
NECは「2015中期経営計画」において、大きな市場成長が見込まれるアジアへの注力や、ICTを活用した高度な社会インフラを提供する社会ソリューション事業の推進を挙げており、今回もその一環。この受注実績を生かし、APAC地域の海外小売業向けソリューション事業を拡大していく。