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インサイトテクノロジー、PBクラスの分析が可能なDB製品「Actian Matrix」を販売

 株式会社インサイトテクノロジーは17日、PB(ペタバイト)クラスの分析にも対応可能な米Actianのデータベース製品「Actian Matrix」と、同製品を搭載するためのアプライアンス「revoniac」について、販売とサポートを開始すると発表した。

 「Actian Matrix」は、データ分析専用に設計されたカラム指向型データベース。スケールアウト型のアーキテクチャを採用していることから、サーバーを追加することで、大規模なデータ分析にも対応できるという。

 ノードは、1つのリーダーノードと、実際に計算を担当する複数のコンピュートノードから構成されており、MPP技術を利用して大規模なクラスタを構成可能。1つのコンピュートノード内でも、CPUコア数に応じたパラレル処理を実行するため、並列処理によりサーバー性能を最大限活用できる。

 また、クエリをコンパイルすることで、パフォーマンスを100倍以上に向上させ、複雑なクエリや集計も10倍から50倍の改善が見込めるとした。

 一方の「revoniac」は、「Actian Matrix」に最適化されたアプライアンスサーバーハードウェア。SSD、InfiniBandなどオープンな技術を利用しており、「Actian Matrix」が持つスケールアウトアーキテクチャのメリットを最大限活用する。さらに、ハードウェアスペックのカスタマイズ、サーバーの追加に対応し、データベースライセンス費用の最小化を実現しつつ、システムを拡張していけるとのこと。なお、ノードあたり、CPUは最大24コア、メモリは最大768GBまで拡張できる。

石井 一志