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京都教育大がシステム刷新、学生がいつでもどこでも学修できる環境に
(2014/2/13 12:18)
富士通株式会社は13日、国立大学法人京都教育大学の教育・研究システム、図書館システム、および全学情報ネットワーク設備を刷新したと発表した。
京都教育大学は、ITガバナンスの強化と運用保守の効率化のため、2010年に藤森学舎内のサーバーをプライベートクラウドへ集約。2011年には富士通データセンター内にもプライベートクラウドを構築し、「SINET4(国立情報学研究所が運営する学術情報通信ネットワーク)」を介して藤森学舎の環境と合わせた運用を開始している。
今回は、教育・研究システム、図書館システム、および全学情報ネットワーク設備を刷新し、学生や教員がいつでもどこでも自分のPCやスマートデバイスで、教育・研究アプリケーションや図書目録を利用できる学習基盤を整備した。活用したのは、大学向けクラウドソリューション「FUJITSU 文教ソリューション UnifIDone」など。
学生の能動的な学習を促進するセルフポータル
教育・研究システムには、学生・教員が教室・自宅などからシステム上の教材やサーバーリソースを利用できるよう、50台分の仮想デスクトップと100台分の仮想サーバーを構築。これらの仮想環境を学生・教員が自分自身で簡単に利用できるセルフポータルサイトを新たに構築した。
仮想デスクトップも予約制を採用。学生・教員がセルフポータルから予約しておくことで、ダブルブッキングなどに悩まされることなく、計画的に教育・研究アプリケーションを利用できる。授業での仮想デスクトップ利用を期初に一括して予約したり、リソースごとに利用者を制限したりするなど、大学の運営に合わせた利用も可能。
仮想サーバーの設定機能も用意。仮想サーバー全体の利用状況を可視化したり、簡単な操作で仮想サーバーの設定・割り当てを行ったり、学生・教員は自分自身で利用可能な仮想サーバーを確認し、必要なリソースやイメージを自由に設定して仮想サーバーを利用できる。
図書館システムを富士通データセンターへ移行
従来は藤森学舎内のプライベートクラウド上で稼動していた図書館システムを、富士通のデータセンターで稼動しているプライベートクラウド上へ移行。これにより、学生・教員は法定停電を気にすることなく、24時間365日、図書館システムを利用できる。