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USEN、クラウド上にファイルサーバーを構築・運用するサービス

 株式会社USENは31日、法人向けクラウドストレージサービス「クラウドファイルサーバ」を発表した。2月3日より提供開始する。

 「クラウドファイルサーバ」は、クラウド上の仮想環境にファイルサーバーを構築し、運用管理をUSENへアウトソーシングするサービス。ファイルサーバーのOSにはWindows Server2008 R2を採用するため、社内にあるファイルサーバーと同じインターフェイス、操作性を実現するほか、ファイルサーバーへのアップロードも、ドラッグ&ドロップやコピー&ペーストで容易に行えるという。

 管理面でも、Windows Server 2008 R2の機能を利用し、ファイルの一元管理をはじめ、クォータ設定、バックアップ(スナップショット)、アクセス権限設定、Active Directory連携など、さまざまな機能を利用できる。また、24時間365日の監視や障害検知、復旧対応を基本サービスとして提供。ストレージの空き容量が少なくなった場合にも通知を行うなど、管理者の負担も軽減するとした。

 データセンターは国内の大手施設を利用。通信はSSL-VPNによる暗号化を行い、情報漏えいなどのリスクを軽減する。なお、VPNについてはPPTPやIPsecなど、ユーザーの要望によりほかの種類も選択可能だ。

 価格例は、500GBで月額3万8000円、1TBで月額6万2000円、4TBで月額16万800円、10TBで月額32万400円など。このほか、3万円の初期費用がかかる。

石井 一志