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CTCがNoSQLデータベース「MarkLogic」販売、ビッグデータ支援を強化

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は30日、米MarkLogicと販売代理店契約を締結し、同社のNoSQLデータベース(DB)プラットフォーム「MarkLogic」の販売と、それを用いた非構造化データ分析のシステム構築サービスの提供を開始した。

 MarkLogicは2001年創業のDBベンダー。MarkLogic製品は、DBの構造に依存しないエンタープライズNoSQL DBで、世界400社以上の導入実績を持つ。実稼動環境で必要なエンタープライズレベルの高い機能と、セマンティック検索、アプリケーションサービスが1台の筐体に統合されている。

 CTCは、2013年2月からビッグデータ活用を支援するサービス体系として、データ分析・活用のコンサルティングからシステム基盤の導入支援までを行う「CTC BD-Navi」を提供しており、MarkLogic製品を加えることでラインアップを拡充する。従来より提供しているDWHアプライアンスやBI製品と組み合わせ、ビジネス文書・画像・音声・動画などの非構造化データが8割を占めるといわれるビッグデータのニーズに対応するとしている。

 今後は、同製品を活用したシステム開発を普及させるため、システム開発会社との協業も推進。HadoopやBI製品との連携ソリューションを開発する予定。

川島 弘之