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Skeed、高速ファイル転送ソフト「SilverBullet」搭載アプライアンスを提供

 株式会社Skeedは17日、自社の高速ファイル転送ソフト「SilverBullet」を搭載したアプライアンスサーバー「SilverBullet PowerLinux Appliance」を発表した。1月中旬より販売開始する。価格はオープン。

 Skeedでは、UDPベースの高速通信プロトコルである「SSBP(SkeedSilver Bullet Protocol)」を独自開発しており、これを利用して、TCP比で最大70倍の高速ファイル転送を行えるソフト、SilverBulletを製品化している。

 今回提供するSilverBullet PowerLinux Applianceは、このSilverBulletをIBM PoweLinuxサーバーに搭載したアプライアンス製品。IBM Java上でのSSBPパフォーマンスを最大化すべく、日本IBMと協力してチューニングしているため、マルチプロセスによる並列転送などリソース配分を最適化し、高い性能を発揮できるという。

 サーバーは、3.6GHzのPOWER7+プロセッサ(4コア)を搭載した2Uラック型モデルを利用する。使用帯域上限はNICひとつあたり1Gbpsで、システム連携用APIも提供する。

石井 一志