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Skeed、富士通製x86サーバーを利用したアプライアンスを提供

富士通との協業でエンタープライズビジネスを推進へ

 株式会社Skeedは、富士通株式会社と協業し、自社の高速データ転送ソフトウェア「SilverBullet」の拡販に取り組みと発表した。その第1弾として、富士通製x86サーバーの「PRIMERGY」にSilverBulletをインストールしたアプライアンス「SilverBullet PRIMERGYモデル」を8月3日に発売する。価格はオープン。

 SilverBulletは、独自のデータ伝送技術により、ほかの通信トラフィックと共存しながらTCPの最大70倍の高速データ伝送を実現するデータ転送ソフトウェア。大容量ファイルや小容量多数ファイルの一括送信、海外などとの遠距離間や回線品質の低いネットワーク環境下で、高いパフォーマンスを発揮できるという。

 今回、Skeedは富士通と協業することにより、国内外に展開する製造業、金融業、流通業などを主な対象に、SilverBulletの導入推進に取り組む考えで、第1弾としてPRIMERGYの1Uラック型サーバーにSilverBulletをインストールしたアプライアンスを製品化した。あらかじめソフトウェアが導入されているため、ユーザーの実環境に合わせた設定を行うだけで、高信頼な高速ファイル転送環境を構築できる。

 このアプライアンスは、視認性や操作性などのユーザビリティ向上を実現した新デザインを採用。Xeon E5-2600 v3シリーズのプロセッサを採用するほか、最大768GBまでメモリを拡張できる。

石井 一志