ニュース

バッファロー、ハイエンドNAS「テラステーション7000」の72TBモデル

データセンターでのバックアップ用途などを想定

TS-2RZH72T12D

 株式会社バッファローは16日、エンタープライズ向けハイエンドNAS「テラステーション7000シリーズ」において、2Uラック型の12ベイモデル「TS-2RZH72T12D」を提供する。6TBのニアラインHDDを搭載し、従来製品の1.5倍となる72TBの大容量を実現しているのが特徴。データセンターや基幹業務システムで使われているサーバーの、バックアップストレージとしての用途を想定しているという。

 TS-2RZH72T12Dは、2Uラック型のハイエンドNAS製品。72TBの大容量を内蔵し、容積あたりの保存容量を従来モデルの1.5倍に拡大しているほか、4コア(8スレッド)のXeon E3-1275と8GBメモリを搭載しており、高負荷にも対応可能な性能を備えているという。さらに、オプション機能としてUSB 3.0や10Gigabit Ethernet(GbE)の増設にも対応する。

 また、冗長電源やECC付メモリ、長期間駆動に向くニアラインHDDなどを採用し、24時間稼働するデータセンターなどでの使用に耐えうる高信頼性を実現したとのこと。

 バッファローによれば、高価なエンタープライズ向けのファイルサーバーをバックアップに用いる場合と比べて機器コストを抑えられるのに加え、消費電力も最大約220Wで済むことから、電力コストも低減できるとしている。

 TS-2RZH72T12Dの価格は346万5000円で、受注生産となる。

石井 一志