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2013年上半期の国内外付型ディスクストレージは高成長、メインフレーム、オープン向けともに好調～IDC Japan調査
（2013/12/6 06:00）
IDC Japan株式会社は5日、国内外付型ディスクストレージシステム市場について、2013年上半期の実績と、2017年までの予測を発表した。それによると、2013年上半期の同市場規模は、前年比13.9％増の903億9500万円。一方、出荷容量は同25.8％増の539PBとなった。また2012年～2017年の年間平均成長率（CAGR）については、売上額が2.2％、出荷容量が40.5％と予測されている。
2013年上半期に、同市場の売上額が大幅に増加したのは、メインフレーム向け、オープンシステム/その他OS向けとも、そろって高成長を達成したため。メインフレーム向けについては更新需要がピークに当たったほか、オープンシステム/その他OS向けは、サーバー仮想化やデスクトップ仮想化といった仮想化環境向けの需要拡大が影響した。
売上額はそれぞれ、前年同期比45.3％の130億1000万円、同9.9％増の773億8500円。なお後者については、サーバー仮想化やデスクトップ仮想化の普及率上昇と仮想化環境の大規模化に伴い、ネットワークストレージ需要の拡大が継続しているという。
また接続環境別に見た2013年上半期の売上額は、DASがメインフレームの高成長を受けて前年同期比21.5％増となったほか、FC SANが同1.2％増、iSCSIが同8.8％増、NASが同39.3％増となった。NASについては、利用用途が従来のファイル共有だけではなく、バックアップ、アーカイブ、仮想化環境の共有ストレージなどに広がっていることが高い成長につながっていると、IDC Japanでは分析している。
