OSKの販売管理「SMILE」とサイボウズ「kintone」が連携、SMBの営業を支援

連携のイメージ

　株式会社OSKとサイボウズ株式会社は6日、得意先情報や日報・案件情報をWeb上から自由に入力・閲覧できるソリューション「kintone SFA for SMILE BS」を提供すると発表した。OSKの販売管理システム「SMILE BS 2nd Edition 販売管理」（以下、SMILE）と、サイボウズの提供する業務アプリ構築クラウド「kintone」を連携させて提供するもので、サンプルアプリをkintoneアプリストアで公開する

　「kintone SFA for SMILE BS」は、中堅・中小企業を主な対象とした営業支援（SFA）システム。1ユーザーあたり月額880円と安価に利用でき、カスタマイズ性にも優れるkintoneを用いることで、課題となる費用面の負担を軽減し、各企業に合わせた柔軟な利用を可能にするとのこと。

　アプリストアでサンプル提供する「スタンダード版アプリ」では、得意先を訪問した後に、外出先でスマートデバイスを活用して日報、案件情報の入力を行えるほか、訪問前に過去の訪問履歴などの情報も確認できるため、スムーズな提案を可能にするという。

　さらに、SMILEで持っているデータの一部分のみをkintone側に取り込み、外出先から閲覧することも可能。利用可能なユーザーの制限も行えるので、セキュリティ面でも安心して使えるとした。

　なお、スタンダード版アプリでは機能面が不足している企業に対しては、個別のカスタマイズ対応も用意されており、その企業の営業スタイルに合わせた環境を構築可能としている。

　両社では、今後も顧客のニーズにあわせて、OSKの業務アプリ「SMILE BSシリーズ」の各機能に対応し連携を提供していく考え。その例として、外出先からkintoneに入力した見込み顧客データをSMILE BSシリーズの見込み得意先マスタへ同期する「kintoneエントリー for SMILE」や、SMILE人事給与の社員情報をkintoneで各拠点や外出先から参照可能にする「kintone社員参照 for SMILE」などを挙げている。