NTTデータ、最適なクラウド基盤を選定・提供する「クラウドブローカーサービス」

クラウドブローカーサービス概要図

　株式会社NTTデータは8日、顧客ニーズに最適なクラウド基盤の選定や複数クラウド基盤の統合管理・運用をサポートする「クラウドブローカーサービス」の提供を開始した。

　多様化する顧客の個別要件に最適なクラウドを選択・提供する「マルチクラウドインフラ提供サービス」と、2014年より複数のクラウドを組み合わせて統合管理する「マルチクラウドコントロールサービス」の2つを提供する。

　「マルチクラウドインフラ提供サービス」では、従来より提供している自社データセンターやNTT Comのパブリッククラウド「Bizホスティング Cloudn」に加えて、新たにAWSに対応した「BizXaaS プラットフォームサービス Flex-A」を提供。今後、ディメンションデータが提供する「Managed Cloud Platform」にも対応し、顧客の個別要件に合わせてそれぞれのサービスを組み合わせて提供する。顧客は意識せずとも最適な基盤を利用できるという。

　「BizXaaS プラットフォームサービス Flex-A」では、AWSのクラウド基盤をベースに、そのサービス利用時に必要となるシステム運用・バックアップサービスを付加した包括的なメニューを提供する。AWSサービス利用までのリードタイムを短縮するほか、AWSサービス利用時の手続き代行（利用アカウント発行、日本円での請求書払い、AWS拡サービスの利用上限緩和申請など）にも対応する。

　「マルチクラウドコントロールサービス」では、従来のシステム運用と、クラウドの特長を踏まえた運用を一元的に実現する「マルチクラウドコントロールセンター」を立ち上げ、リソースの拡縮・プロビジョニング・運用自動化などの機能を提供する。さらに、それらの機能を利用した運用業務を一括して代行するアウトソーシングサービスも提供。リリース時期は2014年を予定する。