ニュース

テラスカイ、複数のパブリッククラウドを組み合わせたハイブリッドソリューション

 株式会社テラスカイと株式会社サーバーワークスは3日、salesforce.comやAmazon Web Services(AWS)など、複数のクラウドサービスを組み合わせた「ハイブリッドクラウドソリューション」を、同日より提供開始する。

 salesforce.com関連のサービスで実績を持つテラスカイと、AWS関連のサービスを多数手掛けてきたサーバーワークスでは、9月4日付けで資本・業務提携を実施。両社の得意領域を生かしたサービスを提供するとしていたが、今回のサービスがその第1弾となる。

 具体的には、4つのサービスを提供する。1つ目は、顧客企業の業務を把握した上で、どの業務をどうクラウド化していくかを検討・支援する「ハイブリッドクラウド導入支援サービス」。SalesforceとAWSへの移行を前提に、業務特性に応じた最適なクラウドの選定を支援しながら、システム全体のグランドデザインを作成する。

 2つ目の「AWSマイグレーション支援サービス」では、既存システムのAWSへの移行、AWS上での新規システム構築において、最適なサービス編成・システム構成・移行計画立案などを支援。3つ目の「データ連携ソリューション」では、現在提供されているAWSアダプタの機能を強化するほか、現存するAWSサービス向け新規アダプタの開発を行い、AWSサービスとの連携をより強化するとした。

 最後の「PKGマイグレーション支援サービス」は、パッケージ製品を提供しているISVに向け、AWS環境でのクラウドサービス化を支援するサービスで、クラウド化だけでなく、製品の企画立案・販売支援まで一連の流れを支援できるとのこと。

 両社では、これらのサービスを中心とした連携により、3年間で10億円の売り上げを目標としている。

石井 一志