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サーバーワークス、AWS環境上でファイルサーバー機能を提供する利用するサービス

 株式会社サーバーワークスは13日、Amazon Web Services(AWS)上でWindowsベースのファイルサーバー機能を提供するサービス「クラウドファイルサーバー スターターパック」を同日より提供すると発表した。

 「クラウドファイルサーバー スターターパック」は、ユーザー企業の社内LANから接続できる、Windows Server 2012を用いたファイルサーバーを提供するサービス。Windows Serverを利用するため、エクスプローラからネットワークドライブを見るというこれまでの操作感を継続したまま、クラウドを利用したファイルサーバーを迅速に展開できるという。

 また、セキュリティ面では、サーバーは仮想プライベートクラウド環境を提供する「Amazon VPC」内に展開されることから、ローカルIPアドレスしか付与されず、経路上のセキュリティが確保される。さらに、VPC環境はユーザー企業ごとに構築されるので、必要に応じてファイルサーバー以外のサーバーも展開できるとした。

 ストレージ容量は、1TiBから32TiBまで1TiBきざみで選択でき、標準構成の場合、最短1週間で提供できる迅速さもメリット。バックアップについては標準で5世代までを取得する。なお、複数のボリュームをまとめて1ドライブとして利用する場合は、「Storage Gatewayオプション」が必要になるとのこと。

 価格は、標準構成の場合、初期費用が28万円、月額費用が2万8000円で、AWS利用料(月額7万8000円)も必要。また、利用拠点とAWSとのVPN接続が必須になる。

石井 一志