EMCストレージと連携するオンラインファイル共有サービス「EMC Syncplicity」

　EMCジャパン株式会社は30日、EMCストレージと連携可能なオンラインファイル共有サービス「EMC Syncplicity Enterprise Edition（以下、Syncplicity）」の提供を開始した。

　「Syncplicity」は、企業利用に必要なセキュリティやITガバナンス要件を満たす管理機能を備え、コンシューマ向けサービス並の簡単な設定で利用できるオンラインファイル共有サービス。PC、モバイル端末でのファイル共有・同期・管理・バックアップを実現する。

　「Enterprise Edition」では、IT管理者向け管理ツールによって、ITポリシーの適用や遠隔での管理・制御が可能。拡張性にも優れ、数万ユーザーでの利用にも応える。さらにスケールアウト型NAS「Isilon」、ユニファイドストレージ「VNX/VNXe」、オブジェクトストレージ「Atmos」をオンプレミスストレージとして連携・併用できるため、さらなる管理性の向上と、ファイル格納に関するデータ管理ポリシーを満たせるという。

　価格は個別見積もり。ユーザー数は25ユーザー以上上限なし、容量は購入に応じて無制限、SAML 2.0を利用したシングルサインオンや、コンテンツ管理製品「EMC Documentum」連携などもサポートする。対応モバイル端末は、iOS/Android/Windows 8。なお、無償で2GBまで利用できる「Personal Edition」も提供。ユーザー登録後に利用できる。

　販売は、EMCジャパンおよび新日鉄住金ソリューションズが行い、オンプレミス構築と保守サポートは新日鉄住金ソリューションズが担当する。