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FNETS、画面表示やUIを改善したスマートデバイス向けシンクライアントソリューション

 富士通ネットワークソリューションズ株式会社(以下、FNETS)は20日、スマートデバイスを用いたシンクライアントソリューション「FUJITSU Thin Client Solution モバらくだ for スマートデバイス」(以下、モバらくだ for スマートデバイス)の新版、「同 V2」を発表した。

 「モバらくだ for スマートデバイス」は、スマートフォンをシンクライアント端末として利用し、社内システムにアクセスするソリューション。既存のWebベースの社内基幹システムや業務システム、クラウドサービスに手を加えることなく、短期間・低コストでモバイル環境の構築が可能という。また画面転送方式のため、端末にはデータを残さず、安全な業務利用を実現する。

ソリューションのイメージ

 今回の新版では、富士通研究所が開発した画面転送の高速表示技術「RVEC(レベック)」を搭載し、従来と比べてストレスのない滑らかな画面表示で操作できるようになった点が特徴。RVECを用いると、画面転送のピーク値を抑え、データ転送量が最大で約1/10に削減されることから、モバイル環境利用時でも安定した操作が可能になる。これにより、FLASHやActiveXを組み込んだ業務システムであっても、スマートデバイスからストレスなく操作を行えるとのこと。

RVECのイメージ

 また、マウスやキーボードを用いてPCから操作することを想定している社内システムへアクセスする場合に、タブレットやスマートフォンでも快適に操作できるよう、FNETS独自のユーザーインターフェイスを採用した。

 具体的には、スマートデバイス特有のスワイプによるページスクロールや、ピンチアウトによるズームアップなどの操作に加え、ノートPCに採用されているタッチパッドを、スマートデバイスの画面上に取り入れ、複雑なWeb画面をミスタッチなく操作できるようにしている。さらに、一般のスマートデバイスには搭載されてない拡張キーボードを実装したとのことだ。

ユーザーインターフェイスの改良

石井 一志