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日立と米OSIsoft、社会イノベーション事業での協業を検討開始

 株式会社日立製作所(以下、日立)と米OSIsoftは17日、社会イノベーション事業における製品開発やマーケティングの分野において、協業を検討開始することで合意したと発表した。

 OSIsoftは、プラント設備や機械などにおいて、さまざまなデータの収集と可視化を実現するリアルタイムデータソフトウェア基盤「PI System」を提供している企業。製造業をはじめ、エネルギー、電力、ライフサイエンス、データセンター、設備などさまざまな業種に導入実績があり、その数は110カ国、1万4000以上のシステムに及ぶ。

 今回の合意は、こうした実績のあるOSIsoftが持つインフラに、日立の技術に基づく付加価値を加えたソリューションを提供することで、顧客にもたらす価値を高めるのが目的。

 日立の執行役専務 情報・通信システム社 社長、齊藤裕氏は、「OSIsoftとの協業を実現し、PI Systemと当社のITとOT(Operation Technology)、そしてビッグデータとアナリティクスを通じて得られるインテリジェンスを組み合わせ、新たなソリューションとして提供することで、新たな顧客開拓や既存顧客への大きなメリットをグローバルで出していけると確信している」と、プレスリリースの中でコメントしている。