ニュース

PMCシエラ、70万IOPSを実現する12Gbps SAS対応RAIDカード「Adaptec 8シリーズ」

Adaptec 8シリーズ

 ピーエムシー・シエラ・ジャパン株式会社(PMCシエラ)は5日、12Gbps SAS対応のRAIDアダプタ「Adaptec 8シリーズ」を発表した。すべてロープロファイルで、インターフェイスはPCI Express Gen3 x8。2013年第4四半期の提供開始を予定する。

 「Adaptec 8シリーズ」は、最新のSASアーキテクチャである12Gbps SASに対応したRAIDカード。4kランダムリードで70万IOPSの高性能を実現でき、前世代の製品と比べて60%性能が向上しているという。これにより、12Gbps SAS SSDの持つ性能を最大限発揮させることが可能で、6Gbps SAS SSDと比べて2倍、一般的なHDDと比べて最大1000倍の高速性を備えているとのこと。

 また、SSDとHDDの組み合わせでハイブリッドなストレージアレイを構成し、階層化とキャッシングを実現するソフト「maxCache Plus」を利用すると、PCI Express接続のフラッシュメモリや、RAIDカードを介さずに接続されているディスクとの階層化を実現可能。サーバー内にあるすべてのストレージリソースを、パフォーマンスに応じて活用できるようになるとのこと。

 ラインアップとしては、内部16ポートの「81605ZQ」、内部8ポート+外部8ポートの「8885Q」「8885」「8885E」、内部8ポートのみの「8805」が提供される。キャッシュメモリは1GB(8885Eのみ512MB)。81605ZQと8885Qには、maxCache Plusと、予期せぬ電源ダウン時にRAIDキャッシュ内のデータを保護するスーパーキャパシタが付属する。

石井 一志