ニュース

MSYSとATGS、データ入力業務を支援するクラウドサービス

 丸紅情報システムズ株式会社(以下、MSYS)と株式会社ATGSは3日、データ入力業務を支援するクラウドサービスを同日より開始すると発表した。

 このサービスは、MSYSが開発・販売するWebブラウザ対応データ入力システム「ウェブエント(Web-ENT)」の機能をクラウド環境から提供するSaaS型サービス。PCとインターネット接続環境さえあれば、いつでもどこからでもデータ入力作業を行えるテレワーク環境の構築を容易に行えるという。

 また、データ入力業務に必要な機能に加え、スキャナで取り込んだ帳票の項目ごとに情報を細分化し、複数の入力者へ自動で振り分けるイメージ分割機能をオプションで提供する。このオプションを活用すれば、故意・過失にかかわらず情報入力業務従事者による情報漏えいを防げるので、漏えい防止対策が難しいテレワーク運営や人員配置が流動的な職場でも、重要な情報を安全に扱えるとのこと。

 さらに、業務の進ちょく状況を一括で管理する機能も持っており、テレワーク運営でも容易に労務管理を行えるとした。

 このクラウドサービスの運営と販売はATGSが担当。MSYSはATGSを通じてウェブエントのライセンスを販売するほか、導入支援サービスを提供する。なお両社では、通勤や決まった時間での勤務が難しい障がい者の在宅就労を支援するサービスとして、障がい者の雇用に積極的な企業、自治体を中心に導入を推進する考えだ。

 価格は、5ユーザーライセンスで月額8万8500円(税別)から。サービス開始から1年間に100社への導入を目指す。

石井 一志