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富士通ビー・エス・シー、MDMソリューションでデジタルアーツのWebフィルタ機能を提供

 デジタルアーツ株式会社は20日、株式会社富士通ビー・エス・シーと、法人向けスマートデバイスのMDM(モバイルデバイス管理)分野で協業すると発表した。これに伴い、富士通ビー・エス・シーが提供しているスマートデバイス向けセキュリティ管理サービス「FENCE-Mobile RemoteManager」のオプションメニューに、デジタルアーツのWebフィルタリングサービス「i-FILTER ブラウザー」が10月より追加される。

 「FENCE-Mobile RemoteManager」は、スマートデバイス向けにセキュリティの一元管理機能などを提供するMDMソリューション。一方、「i-FILTER ブラウザー」は、Webフィルタリング機能、Webサイト閲覧ログの管理・レポート機能を搭載したWebフィルタリングサービスである。

 今回は、企業におけるスマートデバイスの活用シーンが増える一方で、業務に関係ないサイトや有害サイトへのアクセスをブロックする仕組みが求められていることから、「i-FILTER ブラウザー」をオプションサービスのラインアップに追加した。

 これにより、スマートデバイスが危険なサイトへ接続することを防げるほか、万一マルウェアやウイルスに感染した場合でも、機密情報が外部に流出しないよう、悪意ある誘導を遮断する「出口対策」を実現できるとしている。また、自社の社内システムにアクセスしても、データを端末に保存させない設定が可能で、出口対策とあわせて情報漏えいの危険性をより減らせるとのこと。

 「i-FILTER ブラウザー」の価格は、1デバイスあたり月額210円から。別途、「FENCE-Mobile RemoteManager」の基本サービスを契約する必要がある。

石井 一志