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富士通エフサス「オフィスまるごとイノベーション」を発売、ICT利活用と空間デザインを融合
(2013/8/9 13:13)
株式会社富士通エフサスは9日、オフィスリニューアルにおける「ICTの効果的な利活用」と「快適なオフィス空間」を融合したワークスタイルソリューション「FUJITSU Infrastructure System Integration オフィスまるごとイノベーション」の販売を開始した。
同ソリューションは、ICTを徹底活用して業務の効率化、コストの削減を図るとともに、次世代のオフィス空間デザインにより、社員がいきいきと働けて、取引先とのビジネス活性化や異業種・異文化交流が可能な「場」を実現する。
一般的にオフィスリニューアルは総務部門が主体となって進められる。総務部門は、現場部門とのレイアウトやファシリティ面、ICT面の調整を進め、さらには多くの業者との調整が必要となる。これらを企画から設計、導入・展開、保守・運用まで“まるごと”支援することで顧客の負荷を軽減するのが特長となる。
提供にあたっては、内田洋行、イトーキ、コクヨファニチャーなどのオフィス家具メーカーと連携する。企画段階から、ユーザー企業の経営層~総務部門~現場部門をつなぎ、ワークスタイルビジョン(あるべき姿/ありたい姿)を共創してオフィスを構築。リニューアル後も継続して顧客のワークスタイル変革を支援する。
ワークスタイルビジョンの策定にあたっては、現場入居部門の働き方の調査・分析を基に、「経営ビジョン」~「現場入居部門の要望」~「総務部門・IT部門の解決案」をつなぐためのワークショップを開催。富士通エフサスの「みなとみらいInnovation&Future Center」を活用することで、多様なミーティングエリアや設備・ツールによる和やかで自由なディスカッションを可能とし、同センターの空間デザインをモデルにした新たな発想も促せるという。
ワークスタイルビジョンで導き出された要件に対して、ICT視点で働き方をデザインし、オフィス家具メーカーの得意なファニチャー・ファシリティ・照明・内装などによる空間デザインを融合。ICTと空間デザインの両面から活気ある快適なオフィスを提案する。
具体的に、BYOD/CYODなどスマートデバイスの活用、テレビ/Web会議による遠隔ミーティング、さらに新ビジネス創造・業務プロセス革新のための“フューチャーセンター(対話を通じて豊かな未来を共創していくための場)”に代表されるような多様な価値観や知識を持つ人々が集まる新しい「場」を創造する。
また、ICTシステムの安定稼働のほか、ネットワークの最適化や最新セキュリティ対策、環境負荷低減施策などを実施し、事業継続も支援。有事に備えた災害対策においても、蓄電池やUPSから、クラウドを活用した遠隔地バックアップまで幅広くサポートする。
価格は個別見積もり。販売目標は2016年度末までに売上150億円。