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富士通エフサス、“お店”の課題解決を支援する「店舗まるごとイノベーション」

ICT利活用と空間デザインを融合したソリューションの第2弾

 株式会社富士通エフサスは24日、ワークプレイスの課題解決を支援する「まるごとイノベーション」シリーズの第2弾として、店舗向けの「FUJITSU Infrastructure System Integration 店舗まるごとイノベーション」(以下、店舗まるごとイノベーション)を販売開始すると発表した。価格は個別見積もり。

 「店舗まるごとイノベーション」は、金融業や農林水産業、流通業など「顧客対応を行う業務・ワークプレイス=店舗」にフォーカスしたソリューション。“ICT”と“空間デザイン”の融合により、来店者や接客者の行動観察、課題抽出・コンセプト立案の実施から、多拠点の展開、店舗の移転・撤去までをワンストップでサポートし、従業員が働きやすく、来店者にとって「魅力ある店舗」づくりを支援するという。

 具体的には、「来店者が快適に過ごせる」「従業員が快適かつ効率的に働ける」といった店舗、店舗構築における“あるべき姿”をもとに、「多岐にわたる関連業者との連携・調整を効率的に実施したい」といった導入時、「設備の資産管理や備品調達を全体最適化したい」「ネット店舗とリアル店舗のシナジー創出を図りたい」などの運用時の課題解決を支援するとのこと。

 これにより、例えば金融関連では、環境にやさしい省エネ型「ATMコーナー」、待ち時間を快適に過ごせる「窓口コーナー」、プライバシーに配慮した「相談ブース」など、地震・水害などの災害対策や防犯対策、障がい者にも配慮した店舗全体の企画・構築がスムーズに行えるとしている。

 なお富士通エフサスでは、2016年度末までに累計で約60億円の販売を見込んでいる。

石井 一志