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ソフトバンクBBが「XPマイグレーションセンター」を開設、サポート終了に伴う支援を提供

 ソフトバンクBB株式会社は23日、法人ユーザーのOS移行に関する技術的支援などの相談に対応するため、「ソフトバンクBB XPマイグレーションセンター」を同日付で開設した。2014年4月に予定されている「Windows XP」「Office 2003」のサポート終了に伴う、法人からのニーズに対応する。

 Windows XPとOffice 2003は、2014年4月9日に日本マイクロソフトによる延長サポートフェーズが終了する。このため、これらの製品に新しい脆弱性が発見されたとしても、以降は修正パッチが提供されなくなることから、継続して使い続けると、セキュリティやコンプライアンスの観点から見て、大きな危険性があるという。しかし、企業社内で利用しているシステムやアプリケーションを新OSに対応させるには、大きな労力とコストがかかるため、特に中小企業などでは、移行がまだまだ進んでいないのが現状だ。

 「ソフトバンクBB XPマイグレーションセンター」は、こうした現状をかんがみ、OSのマイグレーションに伴うデータ移行、クライアントアプリケーションの延命、ワークスタイルの変革、新OSの推奨クライアントの提供など、移行に伴う課題を解決するサービスを提供するとのこと。

 具体的なサービスとしては、Windows XPからWindows 7/8への移行サービスをPC10台から提供するほか、OS移行を検討する企業には、ヒアリングによる要件の可視化、必要なソリューションの提案、見積もりを無償で行う。また、新たなソフト、ハードの導入作業、技術検証および運用トレーニング、コンサルティングサービスなどを有償で提供するとしている。

 ワークスタイルの変革という点でも、仮想化ソリューションの提案やクラウドサービス型オフィスソリューションの提供など、パートナーと連携したさまざまなソリューションを用意できるとのこと。

 なおソフトバンクBBでは今回の開設を記念し、技術検証を実施される企業先着30社に、検証期間中のテクニカルサポートを無償提供するキャンペーンを実施する。

石井 一志