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Web ERP「GRANDIT」に無線ハンディターミナル連携機能~入出庫・在庫管理を効率化

 パナソニックインフォメーションシステム株式会社(パナソニックIS)は18日、完全Web ERPパッケージ「GRANDIT」のオプション機能として「無線ハンディターミナル連携オプション for GRANDIT」を発売した。

 GRANDITは、経理・債権・債務・販売・調達・在庫・製造・人事・給与・資産管理・経費の10モジュールで構成されるWeb ERPパッケージ。BI、EC、ワークフローなどを標準搭載し、多言語、多通貨、マルチカンパニー機能などにより海外拠点での利用も容易。クロスプラットフォーム対応のモバイルアプリも開発が可能で、昨今の企業におけるスマートデバイス導入にも対応する。

 新オプション機能は、製品や現品票に付けられたバーコードをハンディターミナルで読み取り、データをGRANDITにリアルタイム連携させることで、現場の最新情報による入出庫・在庫管理を実現する。

 GRANDITには基本的な入出庫・在庫管理機能が標準搭載されているが、同オプションは「トータルピッキング」「フリーロケーション管理」「シリアルナンバー管理」など詳細な管理機能も網羅。情報を読み取るだけでデータを一元管理できるため、即時性・正確性に加え、現場の作業効率を大きく向上する。端末にはデータが残らないため、安全に使える。

 GRANDITを導入済みの製造・物流業を対象とする。また、将来的には同仕組みを発展させて、原材料~製品納入先までのトレーサビリティをめざす医療機器・精密機器企業の製品ロット管理、シリアルナンバー管理などにも対応する方針という。

川島 弘之