インフォベック、スマートデバイス対応やグローバル対応を強化したWeb ERPソフト「GRANDIT」新版


 インフォベック株式会社は27日、Web ERPソフトの新版「GRANDIT Ver2.0シリーズ」を10月より提供開始すると発表した。グループ/グローバル対応の強化やスマートデバイス対応などが行われている。

 GRANDITは、多数のSI企業が参加する「GRANDITコンソーシアム」により日本企業向けに最適化された中堅・中小企業向けのERPパッケージで、経理、債権、債務、販売、調達・在庫、製造、人事、給与、資産管理、経費の10モジュールにより構成される。また、BI(ビジネスインテリジェンス)、EC、ワークフローなどの機能を標準搭載するほか、多通貨機能、マルチカンパニー、柔軟な組織変更への対応など、中堅企業向けながら、大企業にも必要とされる機能を取り込んでいるという。

 新版では新たに、スマートデバイスへの対応を強化。iPhone/iPad向けのオプション機能によってこれらのデバイスに特化した画面インターフェイスが提供され、PC以外の端末でのユーザビリティを向上させるという。

 またグローバル対応という点では、2012年度末に英語と中国語をサポートする予定で、すでに行われている他通貨対応とあわせて、より海外拠点での導入がしやすくなるとのこと。なおGRANDITはもともと、完全にWebベースのERPとして提供されているため、クライアントPCのセットアップは不要で、企業データの一元管理、点在する海外拠点へのシステム展開も容易に行える特長がある。インフォベックでは、これらの新機能や特長を生かして、海外のグループ拠点を含めた情報のリアルタイム連携を実現することにより、海外生産拠点にとどまらない企業グループのグローバル展開を支援するとした。

 また今回は、日本マイクロソフトの最新データベースであるSQL Server 2012を前提としているので、SQL Server 2012で強化された性能や信頼性などを、システム全体に反映できるとのことだ。

 なおインフォベックでは、10月1日付けで社名をGRANDIT株式会社に変更し、社名とブランドを統一してさらなるビジネスの成長を図る。

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