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リコーの複合機とサイボウズのkintoneが連携、受信FAXデータをクラウド上に蓄積

 サイボウズ株式会社は17日、業務アプリ構築クラウド「kintone」とリコーの複合機を連携させた新たな業務改善支援サービス「kintone FAX業務効率化ソリューション for リコー」の提供を開始した。

「kintone FAX業務効率化ソリューション for リコー」イメージ

 同ソリューションは、受信したFAXの情報をデータとしてクラウド上に蓄積し、外出先からの受信内容確認や対応状況で関係者で共有し、対応漏れを防止できるもの。従来の複合機とデータベースを連携したサービスとは異なり、データの蓄積だけではなく、そのデータの加工・編集・グラフ化が可能となる。

 データベースの管理項目は自由に追加できるため、自社の業務に合わせた利用が可能。また、発注業務や基幹システムなどとの連携により入力作業負荷軽減や二重登録などの入力ミス削減などにも寄与する。

自社業務に合わせたデータベースの加工が可能

 月額制のクラウドサービスであるため、サーバーなどの専用機器は不要。専用管理者も必要ない。また、必要な時にはじめ、不要になったら容易に止められるのもメリット。

 サービス利用料金は、初期設定費用が1万円(別途FAX機設定費用が必要)、kintone利用料が月額880円/ユーザー(最低5ユーザーから)。システム連携や個別カスタマイズについて別途費用が発生する場合もある。

川島 弘之