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MKI、ストラトスフィアのSDNプラットフォームを利用したソリューション

 三井情報株式会社(以下、MKI)は11日、株式会社ストラトスフィアのネットワーク仮想化プラットフォーム「Stratosphere SDN Platform(SSP)」を利用したSDN(Software Defined Networking)ソリューションを、同日より提供開始すると発表した。

 「SSP」は、SDNコントローラを中心とした複数のコンポーネントで構成される、ネットワーク仮想化製品。クラウド環境を統合制御するソフト「SDNエンジン」を中核に、Cloudstackをはじめとするクラウドオーケストレータとの連携など、さまざまな機能を実現している。

 このSDNソリューションでは、「SSP」の機能を用いることにより、既存技術であるVLAN、新技術であるVXLANなどを組み合わせて利用できるハイブリッド型を実現しており、シームレスな仮想ネットワークへの移行を実現可能な点が特徴。また、さまざまな仮想化技術、各種ネットワークプロトコルを幅広く統合できるオープンプラットフォームをベースにしていることから、サーバー仮想化製品をはじめ、市場で広く利用されている製品への対応を予定するとしている。

 MKIでは、クラウド事業者、データセンター事業者、ISP、企業、大学などにおけるネットワーク基盤の統合ニーズに対し、「SSP」を中心としたソリューション提案する考えで、エンドユーザーやサービスプロバイダ向け、それぞれのニーズに合わせたAPIの提供を目指しているという。特にサービスプロバイダは、このAPIを利用することで、独自サービスの構築提供が可能となるため、ビジネス上の差別化を実現できるとのこと。

 なおMKIでは、このSDNソリューションを、6月12日から幕張メッセで展示会が開催される「Interop Tokyo 2013」のMKIブースにて展示するとしている。

(石井 一志)