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アイ・オー、NAS用HDD「WD Red」搭載のNAS製品を発売~Amazon S3との同期機能も利用可能に
(2013/5/15 14:59)
株式会社アイ・オー・データ機器(アイ・オー)は15日、法人向けのNAS製品「LAN DISK XRシリーズ」において、Western DigitalのNAS用HDD「WD Red」搭載モデルを追加すると発表した。また同時に、Amazon Web ServicesのクラウドストレージであるAmazon S3との同期機能を、同日より搭載可能になったことも発表された。ファームウェアをVer1.55へアップデートすることにより、同シリーズの既存機種でも利用できる。
LAN DISK XRシリーズは、ラックマウント型あるいはボックス型の筐体に4基のHDDを内蔵できるNAS製品。パリティを二重化したRAID 6に対応している点が特徴で、RAID 6で構成した場合は、最大2基のHDDが同時に故障してもデータが失われることがないという。
今回はこのシリーズに、Western DigitalのNAS用HDDであるWD Redを搭載した製品が追加され、HDDを含めた製品の3年保証を実現した。具体的なラインアップとしては、「HDL-XRWシリーズ」、ウイルス対策機能も備える「HDL-XR/TM3シリーズ」、搭載HDDを2基に抑えた廉価版の「HDL-XRW/2Dシリーズ」といったボックス型と、ラック型の「HDL-XR2UWシリーズ」が用意されている。
価格例は、HDL-XRWシリーズの12TBモデル(3TB×4)が25万円(税別)、HDL-XR/TM3シリーズの12TBモデル(3TB×4)が26万5000円(税別)、HDL-XRW/2Dシリーズの6TBモデル(3TB×2)が10万3800円(税別)、HDL-XR2UWシリーズの12TBモデル(3TB×4)が28万円(税別)、などとなっている。出荷開始は、ラック型が5月下旬、ボックス型が7月下旬の予定。
一方、新たに開発されたAmazon S3連携機能は、Amazon S3のS3バケットへ、LAN DISK XRシリーズ内に保存されたファイルを複製できる機能。具体的には、エンドユーザーが社内LAN上に設置されたLAN DISK XRの共有フォルダにファイルを保存すると、LAN DISK XRがあらかじめ設定されたS3バケットへ同期処理を自動的に行う仕組み。設定はWebブラウザで簡単に行え、複数の共有フォルダに複数のバケットを設定し、1台のLAN DISK XRから一括同期するも可能とした。