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NTTアイティ、Web会議とペーパーレス会議を同時開催できるアプライアンスサーバー

 NTTアイティ株式会社は1日、Web会議とペーパーレス会議を同時開催できる社内設置型のアプライアンス「ミーティングプラザPLCサーバー」を発表した。5月13日より発売する。

 「ミーティングプラザPLCサーバー」は複数地点をWeb会議で接続して、Web会議参加者のタブレット端末やPCなどへ会議資料を配信し、ペーパーレス会議を同時開催できるアプライアンスサーバー。すでに提供している「ミーティングプラザPLCサービス」の機能をアプライアンス化し、1つの筐体に盛り込んで製品化されている。

 ペーパーレス会議は、PowerPointやPDFによる会議資料ファイルを参加者端末に配信せず、発表者のデスクトップ画面を画像として配信する方式で、会議資料ファイルが参加者端末に保存されないため、情報漏えいの危険性を低減できる点がメリットという。また、会議参加者は会議室の大画面ディスプレイで遠隔地点の映像を確認しながら、手元のタブレット端末などで会議資料を見られるため、会議の臨場感が向上するとともに、会議資料の視認性が高まるとのこと。

 さらに、会議室外の参加者へは会議資料とともに会議音声を提供可能で、会議室外でも会議を聴講できる。もちろん、通常のWeb会議や、Web会議を伴わないローカルなペーパーレス会議も行えるとした。

 なお、1つのペーパーレス会議を開催するためには、Webサーバー用にWeb会議接続が11つ必要となる。例として、基本構成サーバー(Web会議接続数:5接続)を利用した場合は、

・5地点Web会議(同時1会議)
・4地点ペーパーレスWeb会議(同時1会議)
・2地点Web会議と、3地点Web会議(同時2会議)
・2地点Web会議と、2地点ペーパーレスWeb会議(同時2会議)
・ローカルなペーパーレス会議と、2地点ペーパーレスWeb会議(同時2会議)

といったパターンで会議を開催できる。

 Web会議接続数は追加オプションにより最大32接続まで増設可能。ペーパーレス会議接続数(接続できるタブレット端末数)は5接続から、追加オプションにより100接続以上への増設に対応する。

 価格はオープン。ただし発売記念キャンペーンとして、先着20台まで、基本構成サーバーを98万円(税別)で提供するとのことだ。NTTアイティでは、年間100台の販売を目標としている。

(石井 一志)