ニュース

NTT-IT、ネットがない場所でもペーパーレス会議を開催できるサーバー

 NTTアイティ株式会社(以下、NTT-IT)は13日、ネット環境のない場所でもペーパーレス会議/講義を開催できる「ミーティングプラザ可搬PLCサーバー」を発表した。12月17日より販売を開始する。価格はオープン。

 「ミーティングプラザ可搬PLCサーバー」は、ノートPCまたは小型パッケージ型サーバーに、ペーパーレス会議(PaperLess Conference:PLC)サーバーソフトウェアをインストールした製品。無線LANアクセスポイント機能を備えているWi-Fiルータが付属しているので、ネット環境のない場所でも、無線LANを利用したペーパーレス会議を行えるという。

 利用にあたっては、電源を入れるだけで自動的に無線LANアクセスポイント機能による接続が可能な状態となり、ユーザー側では、端末の汎用Webブラウザを利用して会議に参加できる。端末についても、iPad/iPhone、Android、Windows PC、Macに対応しており、ほとんどの端末を利用できるとのこと。

 また、Microsoft Officeをはじめとするさまざまなファイル形式の会議資料を、簡単な操作でサーバーにアップロードでき、会議参加者は、QRコードやURLでその会議資料を取得することが可能。会議資料は、参加者の端末へページ単位で画像として配信される仕組みで、発表者が自らの端末でページをめくりながら発表を行うと、その他の参加の端末では、発表者に同期したページが表示される。また資料は端末側のローカルディスクには保存されないため、端末にファイルが残らず、セキュリティ面でも安心とのこと。なお資料は、参加者によるページ送りにも対応している。

 標準では、同時開催できるペーパーレス会議室数は1つまでだが、追加ライセンスで拡張可能。参加可能端末数は、ノートPC型、小型パッケージ型とも同時10台まで。ただし小型パッケージ型は、追加ライセンスを購入することで同時40台まで拡張できる。

 NTT-ITでは、年間50サーバーシステムの販売を見込む。

石井 一志