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トヨタ、クルマの総合サイト「Gazoo.com」をマイクロソフト製品で刷新

 トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は、日本マイクロソフト株式会社(以下、マイクロソフト)の次世代プラットフォームを活用し、車の総合サイト「GAZOO.com(以下、GAZOO)」を一新。5月30日より、サービスを開始すると発表した。

 トヨタは、「ユーザー参加型車ポータルサイト」として、トヨタと顧客が直接つながる場としてGAZOOを位置付け、1998年4月より運用を開始。現在は月間約165万人の訪問者数を獲得している。

 今回のサイト刷新にあたっては、ユーザー同士やユーザーとクルマがつながる社会の一層の発展を念頭に、SNSの導入やスマートフォンを活用したドライブ先でのガイド機能の充実、一人ひとりが求める情報を精度よくまとめるパーソナライズ機能、自動車情報の大幅な拡充を図っていく。また、GAZOOの会員制度とトヨタブランド車の情報サイトである「TOYOTA.jp」の会員制度を統合する。さらに新規に導入するSNSについて、FacebookやTwitterとの連携を図り、より便利で充実した新しいカーライフスタイルを提案するとしている。

 刷新においては、マイクロソフトのパブリッククラウド「Windows Azure」の新サービス「Windows Azure仮想マシン」と「SharePoint Server 2013」を組み合わせたサイト運営プラットフォームを「世界で初めて採用」(同社)し、ユーザーが求める情報をより迅速・快適に表示されるようにしている。

 トヨタは2011年4月に米MicrosoftとWindows Azureをベースとした、トヨタの次世代テレマティクス向けグローバルプラットフォームの構築に向けた提携について基本合意し、トヨタの社内グローバルITシステム構築にあたり、協力関係を強化している。今回のサイト刷新も本提携に基づくものとのこと。

(川島 弘之)