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NTTソフト、NTT ComのCloudnを利用した仮想プライベートクラウド構築サービス

 NTTソフトウェア株式会社(以下、NTTソフト)は25日、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)のパブリッククラウドサービス「Bizホスティング Cloudn」(以下、Cloudn)を利用し、プライベートなクラウド環境を構築する「クラウド利用者支援サービス(スターターパック)」を発表した。5月8日より提供開始する。

 「クラウド利用者支援サービス(スターターパック)」は、Cloudnの環境にユーザー企業専用の空間を作り、その企業の社内環境とインターネットVPNでつなぐことで、安価に専用クラウド環境を構築するサービス。初期構築から運用までをパック化することで、ITの専門家やIT部門を持たない企業でも容易に導入できるという。

 具体的なサービスとしては、Cloudn上にファイルサーバーを構築した上で、ユーザー企業のネットワークにルータを設置して、CloudnをインターネットVPNにより接続し、クラウド環境をセキュアに利用できるようにする。またサーバーの状態やリソースを監視する仕組みを構築し、異常を発見した場合、管理者あてにアラームメールを自動通知するほか、ヘルプデスクサービスも提供するとのこと。

 価格は、初期費用が12万5000円から、月額費用が2万5000円から。初期費用にはルータの費用が含まれるが、オンサイト設置が必要の場合は別途料金が必要となる。

 なおNTTソフトでは、今後3年間に5億円の売り上げを見込んでいる。

(石井 一志)