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IIJ、RDBをインターネット経由で利用できる「IIJ GIOデータベースサービス」

MySQLとOracle Databaseに対応

 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は10日、クラウドサービス「IIJ GIOサービス」のラインアップに、リレーショナルデータベース(RDB)機能を提供する「IIJ GIOデータベースサービス」を追加すると発表した。最低利用期間は1カ月で、月額料金は4万6800円(税別)から。4月15日より提供開始する。

 「IIJ GIOデータベースサービス」は、インターネット経由でRDBを提供するサービス。従来IIJでは、「IIJ GIOサービス」のオプションとしてデータベースサービスを提供してきたが、「IIJ GIOデータベースサービス」はIIJのクラウドサービスはもちろんのこと、他社のクラウドサービスやユーザー企業のオンプレミス環境と接続し、RDB機能を利用することも可能という。

 一般的には、仮想化環境でのデータベース利用ではトランザクション性能に課題が残るといわれているものの、このサービスでは、SAS接続の物理サーバーと同程度のトランザクション性能を持つデータベースを提供可能。データベースシステムが標準で冗長化されているほか、無停止でデータの定期バックアップするため、高い信頼性を実現しているとした。また、SSLによりデータの入出力を暗号化する機能や、ファイアウォールにより接続元を制限する機能なども提供する。

 さらに、データベースサーバーはIIJがユーザー企業に代わって構築・運用するので、障害対応やセキュリティパッチの適用などの運用作業を行う必要はなく、データベースの運用負荷を大幅に削減できるとしている。

 利用可能なRDBは、MySQLとOracle Database。なお、IIJとすでに契約している企業であればオンラインで即日利用でき、新規の場合でも5営業日で利用可能とのこと。

 価格は、「MySQL Database インスタンス/CE」の場合、DBメモリ2GB、最大同時接続数が50、2ICU(CPU性能指標)の「Type-E」プランで月額4万6800円(税別)。「Oracle Database インスタンス/SE」の「Type-E」プランでは月額10万5000円(税別)となる。

(石井 一志)