企業間取引業務をIT化するWeb-EDIシステム基盤「ACMS WebFramer」

ACMS WebFramer管理画面

　株式会社データ・アプリケーション（DAL）は9日、エンタープライズWebシステム基盤「ACMS WebFramer V.1.0」を発表した。7月より提供する。

　ACMS WebFramerは、企業間取引業務全般に適応するWeb-EDIシステムを構築できる、Javaベースのソフトウェアフレームワーク。Web-EDIシステムに不可欠なユーザー管理や業務管理などの各種管理機能を標準装備し、クロスブラウザ対応の操作性を重視した画面を提供する。

　管理機能を外部から呼び出すAPIや取引業務を想定したサンプルも提供。SI企業やユーザー企業は、各社の業務や取引内容に合わせたWeb-EDIシステムを短期間で構築できるという。

　また、Windows/Linux/UNIXのマルチプラットフォームに対応し、Amazon EC2やWindows Azureにも対応するため、クラウドにシステムを構築することも可能とのこと。

　DALは今回のACMS WebFramer V.1.0に引き続き、2013年12月以降のバージョンアップでは、海外取引を想定した多言語対応や、サービス提供者が複数の企業に対してWeb-EDIシステムを提供できるようにするマルチテナント対応、大規模システムにも適用できる分散配置機能を追加する予定。

　加えて、流通業や製造業など各業界向けのテンプレートの提供も予定し、より短期間でのシステム構築を可能にするほか、ACMS WebFramerをWeb-EDIシステムだけでなく、社内の取引業務全般をカバーするWebアプリケーション開発フレームワークに拡張するため、Webアプリケーション開発支援ツールも提供する予定。これにより、社内の基幹システムとEDI、Web-EDIシステムをシームレスにつなぎリアルタイム取引も実現できるとしている。