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CTC、横浜コンピュータセンター北館を開設

クラウドを含めITアウトソーシング事業を強化

外観

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は26日、横浜コンピュータセンター北館(NYC)を開設したと発表した。クラウドを含めたITアウトソーシングビジネスを強化する。

 横浜コンピュータセンターの敷地内に、データセンター新棟として開設。BCPや災害対策としての利用に加え、需要の高まるクラウドコンピューティングの新たな拠点となる。

 地上4階・地下1階建て、延床面積約9300平方メートル、ラック数は1000~1200。活断層から十分に離れた距離で頑丈な地盤地域にあり、震度7クラスの地震にも耐えるとする。

 拠点間の相互接続により、マルチサイトでのバックアップも容易に可能。金融基幹システムセンター(FISC)の安全基準などをカバーするとともに、ゾーンごとの共連れ防止システムも採用し、高いセキュリティと可用性を実現した。

 サーバー室は未実装状態から、顧客のニーズに合わせて自由に仕様を選択でき、セキュリティポリシーにも柔軟に対応。空調システムは床吹空調に加え、天吊空調も採用し、空調の効率化とラック・電源などの高集積化を可能にしている。

 また、太陽光発電システム、冬季外気冷房、ラック列間の排熱遮断カーテンの採用、壁面・屋上緑化による断熱など省エネにも配慮したという。

(川島 弘之)