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ソフトバンクグループ、オラクルのエンジニアドシステムなどでビッグデータ分析基盤を構築

 日本オラクル株式会社は14日、ソフトバンクグループのソフトバンクモバイル株式会社、ソフトバンクBB株式会社、ソフトバンクテレコム株式会社により、日本オラクルのエンジニアドシステム製品群が導入され、ビッグデータ分析基盤として同日より本格稼働を開始したと発表した。

 ソフトバンクグループが展開している通信事業、コンテンツサービス事業などでは、顧客のニーズやコミュニケーション手段が多様化しており、競争優位性を確保するためにはそれに対応したサービスを迅速に投入する必要がある。そこで同グループでは、ビッグデータ専用アプライアンス「Oracle Big Data Appliance」、高速分析専用マシン「Oracle Exalytics」、ビッグデータアナリティクス製品「Oracle Endeca Information Discovery」の3つを採用し、ビッグデータ分析を目的とした新しい基盤を構築したという。

 ソフトバンクグループは、このビッグデータ分析基盤を利用し、ビジネスの変化と顧客の動向を的確に把握して、迅速な意思決定に役立てる考え。具体的には、ソーシャルメディア上の非構造化データと社内基幹システムの構造化データを組み合わせ、高速な分析を実行するとのことで、今後は適用領域の順次拡大に沿って、すでに保有しているオラクルのデータベースマシン「Oracle Exadata」と高速アプリケーション実行基盤「Oracle Exalogic」も活用していく予定だ。

(石井 一志)