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コンピュウェア、PHPをトランザクションレベルで監視するAPM製品

 日本コンピュウェア株式会社は11日、米Compuwareが「Deep Transaction Management for PHP」を投入したと発表した。。

 PHPアプリケーションをトランザクションレベルで可視化するソリューション。Zendを含む一般的なPHPフレームワークをサポートするとともに、MySQLデータベースも可視化する。また、Java、.NET、C/C++、ビッグデータ、MQ、Message Broker、メインフレームなどそのほかのバックエンドシステムも広範囲にサポートする。

 具体的には、分散処理層を通じ、CPU時間を含むホストの状態、レスポンスタイム、階層ごとの処理時間の内訳といった情報により、24時間365日、サンプリングなしでリアルタイムにすべてのPHPトランザクションを自動で検知、マッピング、監視する。

 UEM(ユーザー体感管理)機能も搭載。実ユーザー体感とサーバー側の可視化を組み合わせ、実用的な詳細情報を提供。ダイナミックに生成されたページにおけるユーザー訪問やクリックパス、AJAX/Web 2.0ページのアクション、さらにはサードパーティサービスへの外部呼び出しに至るまで、すべてユーザー体感を自動で分析する。

 導入後すぐに利用可能なダッシュボード機能により、スレッド、リクエスト、転送レート、CPU使用率といったシステム状態とビジネスパフォーマンスとの関係を分析できる。運用担当者は、ベースとなるPHPサーバーインフラがアプリケーションやトランザクションに与える影響を瞬時に確認することが可能。また、正確な自動ベースライン機能により、パフォーマンス問題がユーザーに悪影響を及ぼす前に、迅速に運用担当者にアラートを通知してくれる。

 このほか、ライフサイクル志向として、アプリケーションに携わるすべての関係者が連携し、それぞれの役割に応じた視点から事実を認識できるよう、共通のプラットフォームを提供している。アプリケーション検知、監視、アラート機能の自動化により、すべてのメソッドやPHPファンクションコールに至るまで、PHPセッションに関する詳細な情報を共有することが可能。ワンクリックによる根本原因の特定など、APMの自動化により、問題解決に要する時間を大幅に削減できるとしている。

(川島 弘之)