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オラクル、ZFS Storage上のOracle Databseを管理する新製品を提供

Sun ZFS Storage Applianceラインアップ

 日本オラクル株式会社は28日、ストレージ製品「Sun ZFS Storage Appliance」上で稼働する「Oracle Database」の管理を効率化・簡素化するソフト「Oracle Snap Management Utility for Oracle Database(以下、Snap Management Utility)」の国内提供を開始した。

 Snap Management Utilityは、Sun ZFS Storage Appliance独自の各種データ・ボリューム管理機能と連携することで、Oracle Databaseのスナップショットおよびクローンを作成・管理する作業工数を削減する。

 具体的にSun ZFS Storage Appliance専用の管理ソフトとして、Webブラウザから直接、Oracle Databaseのスナップショットとクローンの作成が可能。従来のように複雑なスクリプトを組む必要がない。このため、アプリケーション開発者などが自身で開発、テスト、トレーニングなどの用途にデータベースの複製環境を作成できるという。

Snap Management Utilityの概要
構成図

 活用例は、Oracle Databaseのスナップショットのバックアップ/リストア、本番データベースのクローン環境の構築など。Oracle Recovery Managerのイメージコピーからクローン作成、Exadataのデータベースからクローン作成、SPARC SuperClusterのデータベースからクローン作成、といった用途に活用できる。

 対応ストレージは「Sun ZFS Storage 7120/7320/7420 Appliance」、対応データベースは「Oracle Database 10g/11g」。価格は管理コントローラあたり44万8370円(税別)から。

(川島 弘之)