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dit、Windows 8に対応したネットワーク解析製品「OmniPeek/OmniEngine 7.1」

 株式会社ディアイティ(以下、dit)は6日、ネットワーク解析ソリューションの新版「OmniPeek/OmniEngine 7.1」を発表した。10日より販売する。価格はOmniPeek 7.1が21万8000円(税別)から、OmniEngineが108万円(同)。

 OmniPeekシリーズは、有線・無線LAN対応のプロトコルアナライザ。OmniEngineは、パケットをリアルタイムに収集するキャプチャエンジン。新版では、Windows 8に対応したほか、OmniEngineの管理ソフトである「OmniEngine Manager」の使い勝手をOmniPeekと同様に変更し、容易な管理を実現した。

 また、機能強化として、新たにマルチアドレスフィルタ機能を搭載。これまでワイルドカードやCIDRを指定した条件付きのアドレスフィルタ機能に加え、IPアドレスを個別に100個搭載してよりきめ細かくフィルタを作成可能となった。

 OmniEngineのログ機能も大幅に強化され、Expert解析やフォレンジックサーチの結果が記録されるOmniEngineログ、重要度、キーワード、タイムレンジでも検索できるようになり、時間単位でのログ検索を効率よく行えるようになった。

 監査ログ機能も追加され、メッセージ、クライアントIP、ユーザー権限、時間で検索条件を指定して目的のログを素早く絞り込めるようになった。

 そのほか、OmniPeek/OmniEngine 7.1では、新たにSMBv2、DTMF、Aruba ERM、G.729のプロトコルや、IEEE 802.11r/w/u/vおよびCisco MFPのデコードが可能となった。近日中には、IEEE 802.11a/b/g/n 3ストリームに対応した無線LANキャプチャ専用USBアダプタ「OmniWiFi」の販売も予定している。

 価格は、OmniPeek Basicが21万8000円(税別)、同Professionalが42万8000円(同)、同Enterpriseが108万円(同)、同Subscriptionが68万円(同)。OmniEngine Enterpriseが108万円(同)。通信事業者、ネットワーク運用事業者、一般企業を対象に拡販する。

川島 弘之