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dit、IEEE 802.11ac対応のネットワーク解析ソリューション新版

 株式会社ディアイティ(dit)は22日、米WildPacketsが開発したネットワーク解析ソリューションの新版「OmniPeekシリーズ バージョン7.9.5」を、5月26日より販売開始すると発表した。IEEE 802.11acを利用したギガビットクラスの無線LANのトラブルシューティング、運用管理を可能にするという。

 「OmniPeekシリーズ」は、有線/無線のネットワーク環境に対応したプロトコルアナライザ。VoIP、映像までを含めたすべてのネットワーク通信を同時にキャプチャし、リアルタイムに解析できる。

 しかし従来の無線LAN対応アナライザでは、利用が広がりつつあるIEEE 802.11acの大容量通信には対応できなかったため、IEEE 802.11ac無線LANのトラブルシューティングや運用管理を行えないという問題があった。

 今回、「OmniPeekシリーズ バージョン7.9.5」ではこうした問題を踏まえて、IEEE 802.11ac無線LANの3ストリームトラフィックキャプチャと解析を可能にしており、ポリシーに基づいて正しく設定されているか、正当なパフォーマンスが出ているか、といった情報を得られるので、快適な無線LAN環境を維持できるとしている。

 なお、企業規模でのIEEE 802.11ac無線LAN利用は、遠隔地の拠点にキャプチャ用のアクセスポイントを設置することにより、管理者が現地に行かなくても遠隔地のトラフィックを監視可能なため、トラブル発生時にも迅速な対応が可能になるとのこと。

 価格は、OmniPeek Professionalが42万8000円(税別)、OmniPeek Enterpriseが108万円(税別)。

石井 一志