ニュース

より手軽に導入可能に、ビジュアル・データ探索ソフト「SAS Visual Analytics」新版

 SAS Institute Japan株式会社(以下、SAS Japan)は5日、大企業での大規模な導入だけでなく、中堅企業やワークグループ単位でも導入可能になったビジュアル・データ探索ソフト「SAS Visual Analytics」最新版の提供を開始すると発表した。

 SAS Visual Analyticsは、小規模なデータからビッグデータまであらゆるサイズのデータを極めて短時間に探索できるインメモリソリューション。サンプリングを行わずにすべてのデータを検証し、数十億行のデータであっても数分・数秒単位で分析結果を実行、得られた結果をビジュアルに表示するという。

 2012年3月に最初のバージョンを発表した時点では、ビッグデータの分析に特化して設計されており、スケーラブルなブレードサーバーやEMC Greenplum、Teradataのデータベースアプライアンスといった高性能なハードウェアが必須だった。今回の最新版では、企業の部門向けサーバーとして用いられる規模のハードウェアも対象となり、扱うデータ量にかかわらず、部門やワークグループ単位でも利用可能となった。

 機能面では、予測、重回帰分析モデル、複数のグラフの相互連携、ダイナミック・フィルタリング、最新の視覚化手法など、新たなグラフィックス機能とアナリティクス機能が追加されている。

(川島 弘之)