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デル、セキュリティサービスを国内展開~コンサルやマネージドサービスなど提供

Dell SecureWorks セキュリティ・リスク・コンサルティング ディレクターのアランJ. ホワイト氏
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 デル株式会社は5日、Dell SecureWorksの情報セキュリティサービスの国内提供を開始した。アジア太平洋地域でまず日本市場に参入する。

 SecureWorksは、2011年2月にDellが買収した企業。今回のサービスでは、SecureWorksが手がけていた「セキュリティ&リスクコンサルティングサービス(SRC)」「マネージドセキュリティサービス(MSS)」「セキュリティ上の脅威解析サービス(TI:Threat Intelligent)」を提供する。

 SRCでは、ビジネス上のセキュリティリスクの効率的な管理を支援する。セキュリティエキスパートであるSRCチームメンバーは、軍隊、政府、法執行機関、研究開発および民間企業など多様なセキュリティ経験者から構成され、コンサルタントはセキュリティ国際規格やコンプライアンス要件に精通し、優れた技術力や豊富なスキルを持ち、全員がセキュリティ認定資格を有するという。

 具体的に「インシデント対応&原因調査」「戦略的な研修サービス」「テスト&アセスメント」「コンプライアンス&証明」「重要インフラの保護」「ポリシー開発&ガバナンス」「専門家常駐による支援」を提供する。

 MSSでは、24時間365日、独自の監視技術やグローバル規模の脅威情報に基づき、セキュリティ管理技術認定資格を持つセキュリティ専門家が提供する。管理する機器などはマルチベンダー対応なのが特長。

 具体的に「セキュリティモニタリング」「IDS/IPS管理」「ファイアウォール管理」「Webアプリケーションファイアウォール管理」「ログ管理」「オンデマンドのSIM(セキュリティ情報管理)」「脆弱性管理」を提供する。

 TIでは、グローバルレベルでの脅威の可視化、独自のツールセットと専門知識を活用し、新たな脅威やゼロデイ脆弱性を詳細に分析。被害を受ける前に早期警告や実用的な対策情報を提供する。

 具体的に「脅威&脆弱性情報の提供」「セキュリティアドバイザ情報」「拡大中の脅威速報」「マイクロソフト更新プログラムの分析」「情報分析ブリーフィング」「隔週の総合サイバーセキュリティニュース」「マルウェアの分析」「CTU(Counter Threat Unit)サポート」「攻撃者データ」を提供する。

 特に「グローバルオペレーション体制」と「豊富なエキスパート」が強みという。体制については米国、欧州、インドなどのSOCから71カ国以上でサービスを展開しており、3000社以上の顧客、1000人以上のセキュリティ専門家を抱え、1日あたり380億件ものイベントを処理しているとのこと。国内の体制も順次強化する予定で、SOCも今後開設する予定だ。

 サービスを担うエキスパートは、元CERT、Army Global NOSC、米国サイバー軍、国防総省、国立研究所、CISOなど各種専門機関出身の経験豊富な人材をそろえている。

 Dell SecureWorks セキュリティ・リスク・コンサルティング ディレクターのアランJ. ホワイト氏は、Dell SecureWorksが選ばれる理由として「セキュリティの現状を客観的に分析できる」「自社でリソースを避けない企業の人材を増強したいというニーズに応えられる」「高度な専門知識を持っている」ことの3点を挙げた。

グローバルオペレーション体制
サービスを担うエキスパートたち

(川島 弘之)